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Project/ 活動記録

NEW TRADITIONALが取り組んできた調査・会議、制作、イベント開催などのドキュメント。

2021年度

Discussion

2022.03.06 (sun) , 11 (fri)

ニュートラ談義online

2019年からはじまったニュートラを振り返り、ものづくりの現在とこれからのあり方について対話するオンライントークを実施。3月6日は「福祉の現場を生かす、価値のあるものづくり」、11日は「...

2019年からはじまったニュートラを振り返り、ものづくりの現在とこれからのあり方について対話するオンライントークを実施。3月6日は「福祉の現場を生かす、価値のあるものづくり」、11日は「『わたしのニュートラ』から、ものづくりを考える」をテーマに、ゲストを招き事例紹介や議論を展開した。ニュートラの取り組みはほとんどコロナ禍に行われたが、その結果、それぞれの地域内で、福祉やものづくりに携わる人同士が出会う機会が生まれた。今回のトークでは、各地で行われている取り組みのその後を聞き、伝統のものづくりと福祉をつなげる人たちと、それぞれの事例を共有。福祉、デザイン、ビジネスといったさまざまな立場の人たちが関わることで、お互いの意識が変わったり、ものづくりの周辺の価値に気づいたりする経験が多くあった。

Vol.01「福祉の現場をいかす、価値のあるものづくり」
登壇者:高野賢二(クラフト工房La Mano)、前川亜希子/前川雄一(HUMORABO)、武田和恵(やまがたアートサポートセンターら・ら・ら)、軸原ヨウスケ(ドンタク玩具社)、安部剛/松本綾(Good Job!センター香芝)

Vol.02「『わたしのニュートラ』から、ものづくりを考える」
登壇者:𠮷田勝信(𠮷勝制作所)、高橋孝治(デザイナー)、桜庭幸恵(ワークセンターかじま)、川﨑富美(デザイナー)、伊奈真弓(アートスペースからふる)、原田祐馬(UMA/design farm)

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Research

2021.07.30 (fri)

一般社団法人暮らしランプ・なかの邸訪問

京都・長岡京市にある「なかの邸」へ。江戸末期に建てられた登録有形文化財を活用し、障害のある人たちがいきいきと働ける場を運営している。2019年に、自慢の料理とお酒で夜の食事を楽しめる...

京都・長岡京市にある「なかの邸」へ。江戸末期に建てられた登録有形文化財を活用し、障害のある人たちがいきいきと働ける場を運営している。2019年に、自慢の料理とお酒で夜の食事を楽しめる場所としてオープン。障害のある人が夜間に働ける場所も珍しいが、2021年からは新型コロナウィルスの影響を受け、新たな業態としてランチの提供もはじめた。また、本格的なコーヒー焙煎も行い、障害のある人とともに、プライドをもって質の高い商品を展開。日中の空間や庭も素晴らしく、竹垣や内装など、随所に手仕事への敬意とこだわりが感じられる。長い時間をかけ、人の手で積み重ねられた仕事のなかにいる贅沢を体感した。

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2021.12.16 (thu) 〜 2022.01.16 (sun)

伝統工芸と福祉を考えるものづくりスタディツアー

さまざまな伝統工芸の産地をまわり、伝統工芸を新たな視点で発信している職人やコーディネーターらとの交流を通して、福祉の現場にも生かしていけるようなアイデアに触れるスタディツアーを実...

さまざまな伝統工芸の産地をまわり、伝統工芸を新たな視点で発信している職人やコーディネーターらとの交流を通して、福祉の現場にも生かしていけるようなアイデアに触れるスタディツアーを実施した。

京都編「北山杉の里から、ものづくりを考える」
ツアー先:京都府京都市北区中川北山町エリア
案内人:本間智希(北山舎)

徳島編「徳島の伝統工芸と福祉の可能性を探る旅」
ツアー先:富永ジョイナー(木工)、上勝町ゼロ・ウェイストセンター(コミュニティセンター)、カフェ・ポールスター、アワガミファクトリー/阿波和紙伝統産業会館、WEEKEND TAKAHASHI STORE、武知家住宅(藍染)、Saai dye studio(藍染)
案内人:高橋利明(建築家/WEEKEND TAKAHASHI STORE)

山形編「山形の伝統工芸と福祉の可能性を探る旅」
ツアー先:𠮷勝製作所、新庄市エコロジーガーデン『原蚕の杜』、おやさいcafe AOMUSHI
案内人:武田和恵(ギャラリーら・ら・ら/しおむすびおかわり)

※本ツアーは、日本財団「障害のある人の表現と伝統工芸の発展と仕事づくり」の助成を受けて実施しました
supported by THE NIPPON FOUNDATION

関係者の声
「クリエイターとの出会いに加え、参加者同士が同じ体験を通して場を共有し対話することで、講演会やオンラインセミナーでは感じられない、地域や立場の違う人たちが混ざり合う経験に。各者が身近なものに目を向けて魅力を見つけ、既存の価値にとらわれず、堂々と丁寧に伝えていく仕組みをつくっていることに可能性を感じました。福祉の現場の悩みを共有しながら、ケアをクリエイティブにひらいていくアート、ものづくりの次のヴィジョンが具体的に見えたと思います」
武田和恵(やまがたアートサポートセンターら・ら・ら)

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2021.12.16 (thu)

伝統工芸と福祉を考えるものづくりスタディツアー(京都編)

床柱などで有名な北山杉の里、中川をはじめとする京都・北山地域を訪ねた。案内役は中川や北山地域の文化を保全し継承していく活動を行う一般社団法人北山舎代表の本間智希さん。森林が狭いと...

床柱などで有名な北山杉の里、中川をはじめとする京都・北山地域を訪ねた。案内役は中川や北山地域の文化を保全し継承していく活動を行う一般社団法人北山舎代表の本間智希さん。森林が狭いという北山の自然背景から生まれてきたという台杉や、杉を育て枝をうち、伐採、皮を剥き、乾燥させる仕上げまでを産地で行うことも北山杉の特徴であることを教えていただいた。その後、本間さんや北山舎が管理する3つの建物を見学。驚いたのは、そのすべてが修繕の途中であり、多様な人が参加していること。大工さんや建築を学ぶ専門学校生、建築設計事務所やアーティストが直し、つくり続けていくことで、また新たな人がつながり、それぞれが北山での関わり方を見つけていく。そのこと自体が、北山の文化をつないでいくのだと実感できるツアーとなった。

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2021.12.18 (sat) , 19 (sun)

伝統工芸と福祉を考えるものづくりスタディツアー(徳島編)

建築家で「−みんなの複合文化市庭−うだつ上がる」も営まれている高橋利明さんに、2日間にわたり徳島県を案内いただいた。伝統工芸品がつくられる現場や、地域と人・ものをつなぐ取り組みをして...

建築家で「−みんなの複合文化市庭−うだつ上がる」も営まれている高橋利明さんに、2日間にわたり徳島県を案内いただいた。伝統工芸品がつくられる現場や、地域と人・ものをつなぐ取り組みをしているゼロ・ウェイストセンターへ。行く先々で、伝統的な技術や先駆的な仕組みだけでなく、土地の歴史・技術を継承し、現在や未来にどうつなげるか試行錯誤するあり方や、いびつでも愛おしいものがもつ魅力、地元の課題への取り組みを自分たちのブランディングにつなげる力、いま立っているその場から、ゆるやかにまわりとつながる関係の広がりなども学ぶことができた。

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2022.01.15 (sat) , 16 (sun)

伝統工芸と福祉を考えるものづくりスタディツアー(山形編)

山形駅から車を走らせ、デザイナーの𠮷田勝信さんの工房へ。鹿肉や黒豆の味噌など、nokatachiの二戸勝也さんによる目にも美しくおいしい料理をいただいた後、かんじきを履いて雪山に入った。そ...

山形駅から車を走らせ、デザイナーの𠮷田勝信さんの工房へ。鹿肉や黒豆の味噌など、nokatachiの二戸勝也さんによる目にも美しくおいしい料理をいただいた後、かんじきを履いて雪山に入った。そして、枝や葉っぱを採取し、カーボン紙と一緒に工房のプレス機へ。枝の厚みによって、𠮷田さんが圧を細かく調整しながら印刷した厚紙は、オリジナルのノートに仕上がった。翌日は新庄市へ。デザイナーの吉野敏充さんが運営に関わるおやさい cafe AOMUSHIの一角をお借りして、伊藤和江さんの手ほどきのもと、山葡萄の皮を使った箸止めづくりに挑戦した。材料は、すべて伊藤さん自らが山に入って採ってきたもの。後半は𠮷田さんや地元の福祉施設職員の方を交えて意見交換。表現活動における悩みごとや今後の可能性について話し合った。生まれた土地にもともとあるものの価値を見直し、現代に軽やかさや楽しさをもって伝えていくその姿勢から、学びを得るツアーとなった。

photo: Haruko Miura

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2021.09.25 (sat) 〜 2022.02.25 (fri)

レジデンス事業

障害のある人と作家が互いの施設や工房などに滞在しながら、共同で作品や製品を制作するレジデンス事業を実施した。

障害のある人と作家が互いの施設や工房などに滞在しながら、共同で作品や製品を制作するレジデンス事業を実施した。

木工との交流
交流先:ろくろ舎、阪本修(Urushi no Irodori) 「山と漆と暮らし」プロジェクト、徳田銘木、吉谷木工所、聖山(坪岡林業)、MoonRounds、工房アップル・ジャック

竹工芸との交流
交流先:高野竹工株式会社

デジタル工作との交流
交流先:新工芸舎、松本恵里佳

※本レジデンスは、日本財団「障害のある人の表現と伝統工芸の発展と仕事づくり」の助成を受けて実施しました
supported by THE NIPPON FOUNDATION

関係者の声
「竹の職人の話を聞き、実演を見てもらいましたが、実際に自分の手で触れて扱うことで、ものづくりの材料としての性質などを実感してもらうことができたと思います。いまはプラスチックに置き換えられてしまいましたが、日本人が昔から竹の道具とともに暮らしてきたことをあらためて気づいていただければ嬉しいです。私自身企画営業担当なので、当たり前と思っていた自社の製品について、つくり方から学び直す機会となりました。日頃の職人との関係も強くなったと思います」
井澤葉子(高野竹工株式会社 企画営業部)

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2021.09.25 (sat) , 11.12 (fri) , 2022.01.08 (sat)

レジデンス事業(木工との交流)

福井県で活動するろくろ舎の木地師・酒井義夫さんをファシリテーターに迎え、木工について学び、試行するためのリサーチツアーと創作ワークショップを実施した。奈良県内の材木に関わる仕事、...

福井県で活動するろくろ舎の木地師・酒井義夫さんをファシリテーターに迎え、木工について学び、試行するためのリサーチツアーと創作ワークショップを実施した。奈良県内の材木に関わる仕事、さまざまな手法で木を生かし創作している作家や工房を訪問し、障害のある人との木工の可能性について意見交換。漆、三宝、木工ろくろ、浮造りといった伝統技法や、量販店では見ることが難しい国内外の多種多様な木材を見聞きし、漆の木の植樹を体験するなど、木や森の生態系や材木の生かし方を学んだ。曽爾村で行ったワークショップでは、木材の余材に打刻してテクスチャーをつけ、切る・彫る・削るとは違った創作も。

photo: Kiyoshi Nishioka

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2021.10.01 (fri)

実例づくり(お蚕さんプロジェクト)

「お蚕さん、育ててみいひん?」という染織家の寺川真弓さんからの投げかけからはじまったプロジェクト。メンバーと一緒にお世話をし、お蚕さんや桑について学び、養蚕・絹の文化や歴史などに...

「お蚕さん、育ててみいひん?」という染織家の寺川真弓さんからの投げかけからはじまったプロジェクト。メンバーと一緒にお世話をし、お蚕さんや桑について学び、養蚕・絹の文化や歴史などに触れてきたこの体験を伝えたい。でも、ひと言で表すことは難しく、デザイナーの長岡綾子さんと書籍『OKAIKOSAN お蚕さんと過ごす1年間』をつくることに。この本では、メンバーとスタッフの言葉や写真、日誌や表現されたマンガ、イラストなども掲載。本をつくりながら、お蚕さんという小さな生命から紡がれる縁や学びをあらためて実感した。みんなの興味や取り組みが、今後も広がっていきそうだ。

photo: Haruhi Okuyama

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2021.10.26 (tue) , 12.28 (tue) , 2022. 2.25 (fri)

レジデンス事業(竹工芸との交流)

障害のある人たちと竹工芸を通して交流をするプログラム。会場となったのは、上質な竹の産地としても知られる京都府長岡京市で、80年にわたり茶道具から日用品に至るまで多彩な商品を製作し続...

障害のある人たちと竹工芸を通して交流をするプログラム。会場となったのは、上質な竹の産地としても知られる京都府長岡京市で、80年にわたり茶道具から日用品に至るまで多彩な商品を製作し続けている高野竹工株式会社のショールームだ。リサーチ&ワークショップでは、〈触れる・感じる・考える〉の3つのキーワードを軸に、高野竹工の職人とGood Job! センター香芝のメンバーや、京都の障害者福祉施設からの参加者とともに、竹林のなかに入ってみることからスタート。そのほか、特性や特徴、竹林に生息するキノコや小さな生き物といった生態系にまつわるミニレクチャーの実施、さらには障害のある人との技術交流や商品製作を視野に入れたワークショップを行い、素材の可能性を探った。

photo: Tomoko Hayashi

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2021.11.23 (tue) 〜 12.12 (sun)

実例づくり(CLAY WORKS)

土と人との関係を、ものづくりや地域の文化とともに学ぶプロジェクトとして、誰でも参加できる創作ワークショップや土壁を見に行くツアーなどを実施した。

土と人との関係を、ものづくりや地域の文化とともに学ぶプロジェクトとして、誰でも参加できる創作ワークショップや土壁を見に行くツアーなどを実施した。

リサーチツアー
「京都・奈良の土壁めぐり」

・奈良編「土地の人がつくった土壁めぐり」
エリア:山の辺の道
案内人:髙橋麻希、磯村司(INAXライブミュージアム 土・どろんこ館)

・京都編「職人がつくった土壁めぐり」
エリア:京都市内、大徳寺周辺
案内人:森田一弥(森田一弥建築設計事務所代表)

ワークショップ
「平城京の土でつくる創作ワークショップ」
講師:高橋孝治(デザイナー)
会場:平城宮跡歴史公園 平城京いざない館

関係者の声
「今回のツアーを通して、京都の文化財に使われているような繊細な土壁も、民家の荒々しい土壁も、どれも同じ土から生まれていることをお伝えできればと思いました。大徳寺の境内で、きれいな赤い土や浅葱色の土を発見したときのみなさんの興奮は、それを使って土壁を塗りたいと考えた先人の興奮を再現しているようにも感じました。時代を経ても変わらない、自然素材の魅力ですね」
森田一弥(ツアー京都編案内人/森田一弥建築設計事務所)

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2021.11.27 (sat)

実例づくり(CLAY WORKS|平城京の土でつくる創作ワークショップ)

常滑からデザイナーの高橋孝治さんを招き、平城宮跡歴史公園にて、平城京の土を使ったワークショップを実施。昨年の常滑でのニュートラで、足下にある土で布を染めたり、紙を漉く実験をしてい...

常滑からデザイナーの高橋孝治さんを招き、平城宮跡歴史公園にて、平城京の土を使ったワークショップを実施。昨年の常滑でのニュートラで、足下にある土で布を染めたり、紙を漉く実験をしていた取り組みが、ここ奈良で展開。高橋さんからは、地球誕生から土ができるまでをわかりやすく紙芝居で紹介いただいた。その後、参加者とともに土を砕き、水を加えて泥にしていく工程を体験。布は薄くグレーがかった色に染まり、紙はこの地で出土した人面土器を再現した形に。朱雀門をバックにした乾燥タイムを経て、ワークショップは終了。1,300年前にここで生活をしていた人たちが、この土をどう使っていたのか、想像を巡らせながら土と触れ合う1日となった。

photo: Natsumi Kinugasa

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2021.12.12 (sun)

実例づくり(CLAY WORKS|京都・奈良の土壁めぐり)

地域の素材「土」を使ったものづくりを歩いて学ぶツアーの京都編。野良仕事の素朴さを感じた奈良編とは対照的に、職人が培った技術を目の当たりにした。案内人は、左官の修行を経て京都を拠点...

地域の素材「土」を使ったものづくりを歩いて学ぶツアーの京都編。野良仕事の素朴さを感じた奈良編とは対照的に、職人が培った技術を目の当たりにした。案内人は、左官の修行を経て京都を拠点に活動する建築家の森田一弥さん。建立700年近くを経た寺社から、つい近年改装されたという住宅までを巡りながら、土壁の種類やその技術が生まれた経緯を教えてくださった。参加者からは、「自分の足下の土でできていると実感した」「茶室にも見られるような『民のつくったものを愛でる』喜びは、いま自分が携わっている仕事と変わらないことに気づき、心が沸き立っている」「壁=分断の印象が変化し、やわらかい社会に通じる可能性を感じた」という感想をいただいた。

photo: Natsumi Kinugasa

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2022.01.11 (tue)

実例づくり(ふくしとこけし)

2021年の3月にGood Job!センター香芝(以下、GJ!センター)で、オリジナル商品の販売と商品についてレクチャーをしていただいた、新型こけしや創生玩具などのプロダクトブランド・ドンタク玩具...

2021年の3月にGood Job!センター香芝(以下、GJ!センター)で、オリジナル商品の販売と商品についてレクチャーをしていただいた、新型こけしや創生玩具などのプロダクトブランド・ドンタク玩具社の軸原ヨウスケさんを再びお招き。今回は、GJ!センターとドンタク玩具社、こけし工人さんとのコラボレーション商品の開発につなげるため、メンバーとスタッフに対し、こけしの基礎知識を教えていただいた。制作風景の動画を見て、地方によって異なるこけしのデザインについて学び、GJ!センターでこけしをつくるとしたら、どんなものにしたいかなど意見交換。最後は宮城県・鳴子の「こけし祭り」の映像も見せていただき、メンバーの間では「GJ!センターでつくったこけしも販売するぞ!」という目標ができた。軸原さんとこけし工人さん、GJ!メンバー三者の関わりにより、どんな新しいこけしが生まれるのだろうか。

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2022.02.02 (wed) , 24 (thu)

レジデンス事業(デジタル工作との交流)

3Dプリンタなどのデジタル工作技術と手仕事の分野を横断し、新しい表現や問題解決を目指す「新工芸舎」とともに、素材の再生やロングライフ化など、ものづくりにおける循環について考えるプロ...

3Dプリンタなどのデジタル工作技術と手仕事の分野を横断し、新しい表現や問題解決を目指す「新工芸舎」とともに、素材の再生やロングライフ化など、ものづくりにおける循環について考えるプログラムを実施。再成形により素材をアップサイクルしたものづくりを試みるオランダ発の「プレシャスプラスチックプロジェクト」をもとに、3Dプリントで排出される端材や廃材となる樹脂の再活用に着目。樹脂を色味ごとに選別して細かく粉砕し、熱を加え加圧する射出成形機を用いて、人力で樹脂素材を押し出すプロセスを実践。金型成形のほか、さまざまな造形手段へのアプローチも検討し、素材循環の学びが体感的に得られた。

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※年度内に行った活動の一部を掲載しています