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Project/ 活動記録

NEW TRADITIONALが取り組んできた調査・会議、制作、イベント開催などのドキュメント。

2019年度

Discussion

2019.06.19 (wed)

第1回ニュートラ会議

4名のゲストとともに、「ニュートラ」のあり方、福祉と伝統工芸の可能性について、約3時間にわたり議論。「伝統工芸」「豊かさ」とは何か。働くことをどのように「やりがい」「幸福」「収入」...

4名のゲストとともに、「ニュートラ」のあり方、福祉と伝統工芸の可能性について、約3時間にわたり議論。「伝統工芸」「豊かさ」とは何か。働くことをどのように「やりがい」「幸福」「収入」につなげられるか。ものをつくる上でケアする側と作家の関係性をどう考えるかについて意見が交わされた。人と人の関係だけでなく、人、ものを介した人と人の関係性から「豊かさ」を考えていく機会となった。

場所:Good Job! センター香芝/奈良
ゲスト:加藤駿介(NOTA&design 代表)、白水高広(株式会社うなぎの寝床 代表)、水野大二郎(京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab 特任教授)、守屋里依(ippo-plus)
オブザーバー:多田智美(編集者)、寺川真弓(染織家)、長岡綾子(デザイナー)、播磨靖夫(一般財団法人たんぽぽの家 理事長)、原田祐馬(デザイナー)

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2019.12.04 (wed)

スタッフ会議

2019年の取り組みを振り返り、本プロジェクトの目的と実現のための手立てを議論。ものづくりのプロだけでなくアマチュアに光を当てることの必要性、実用性だけにこだわらず依り代になれるよう...

2019年の取り組みを振り返り、本プロジェクトの目的と実現のための手立てを議論。ものづくりのプロだけでなくアマチュアに光を当てることの必要性、実用性だけにこだわらず依り代になれるような「趣味的でおしゃれ」なものの必要性などが語られ、大きな視点からニュートラをとらえ直す会となった。

場所:たんぽぽの家/奈良
参加者:一般財団法人たんぽぽの家スタッフ、Good Job! センター香芝スタッフ、多田智美(MUESUM)、永江大(MUESUM)

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Research

2019.06.25 (tue)

アドバイザーへの聞き取り調査

永田宙郷(合同会社ててて協働組合共同代表)さんに、伝統工芸の定義や現状、伝え方、新しい市場のつくり方について聞き取り調査を実施。領域横断的なものの組み合わせによる、工芸のプロデュ...

永田宙郷(合同会社ててて協働組合共同代表)さんに、伝統工芸の定義や現状、伝え方、新しい市場のつくり方について聞き取り調査を実施。領域横断的なものの組み合わせによる、工芸のプロデュース事例を紹介していただく。また、工芸を構成する要素として、マテリアル(素材)・テクニック(技術、道具)・スピリッツ(思い、こだわり)・レイヤー(歴史を重ねた風土)の4つがあること。そして、それらの要素を変えることが新たなものづくりの可能性につながるといった話があり、本プロジェクトの活動指針を考える機会となった。

場所:オンラインにて実施
ゲスト:永田宙郷(合同会社ててて協働組合共同代表)
参加者:一般財団法人たんぽぽの家スタッフ、Good Job! センター香芝スタッフ

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2019.08.29 (thu) 〜 31 (sat)

活動調査(Good Job! Travel)

鹿児島への3日間の調査旅行を実施。ものづくりやアート活動、食品生産などを行う福祉施設や工房を訪問した。「しょうぶ学園」や「ワークプレイスハイホー」では、鹿児島ならではの素材や環境か...

鹿児島への3日間の調査旅行を実施。ものづくりやアート活動、食品生産などを行う福祉施設や工房を訪問した。「しょうぶ学園」や「ワークプレイスハイホー」では、鹿児島ならではの素材や環境から生まれるものづくりの現場を見学し、生活を豊かにするプロダクトの背景に、魅力的な環境づくりや人の関わり合いのプロセスがあることを実感することができた。障害のある人が誇りをもって働く姿や妥協せずに品質を追求する姿勢が見られたほか、ものづくりの現場にある価格設定や広報など、社会への伝え方の課題も明らかになった。

訪問先:しょうぶ学園、ワークプレイスハイホー、good day、Lanka、花の木ファームほか/鹿児島

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2019.04 〜 2020.03.25 (wed)

福祉 × 伝統工芸の活動調査

初年度を通して行った事例調査では、福祉施設や工房、セレクトショップなど全国12カ所を訪問。ものづくりや社会に対する考えをヒアリングし、地域や素材への眼差しを学ぶ。「誰かとともにはた...

初年度を通して行った事例調査では、福祉施設や工房、セレクトショップなど全国12カ所を訪問。ものづくりや社会に対する考えをヒアリングし、地域や素材への眼差しを学ぶ。「誰かとともにはたらくこととは?」「ものをつくること、使うこととは?」など、訪問したスタッフが自身の仕事や生活を顧みる機会にもなった。長期的な活動を見据え、あえて生産量を抑えることでものづくりのプロセスを大切にする事例や、反対に大量受注して製造を安定化することで、技術の習得に注力するという活動も。ものづくりを継続するための課題に向き合うさまざまな活動が見られた。

訪問先:株式会社あいライク(紅型)/沖縄、社会福祉法人トゥムヌイ福祉会(銀細工)/沖縄、クラフト工房La Mano(織り・染め・加工)/東京、合同会社あいびい 愛工房(赤間石アクセサリー)/山口、合同会社ラディカルランド ワークプレイスハイホー(竹・紙細工)/鹿児島、社会福祉法人太陽会 工房しょうぶ(漆器・木工・陶芸ほか)/鹿児島、京都市保健福祉局障害保健福祉推進室(伝福連携事業)/京都、NPO 法人おりもんや(栽培・糸紡ぎ・染め・織り・加工)/鳥取、有限会社中村ローソク(和ろうそく)/ 京都、橋本広司民芸(福島)、東北の酒と玩具MUTO(秋田)、蔵六面工房(山形)
photo:Koichiro Fujimoto

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2020.01.10 (fri)

実例づくり「もんぺ・はりこによるものづくりの交換」

福岡を拠点にもんぺを販売する「うなぎの寝床」との協働事業を実施。もんぺのB品(ほつれや傷があるが、使用には問題ない状態)に、アートセンターHANAやGood Job! センターのメンバーが刺繍、...

福岡を拠点にもんぺを販売する「うなぎの寝床」との協働事業を実施。もんぺのB品(ほつれや傷があるが、使用には問題ない状態)に、アートセンターHANAやGood Job! センターのメンバーが刺繍、シルクスクリーンプリントを施し、「コラボもんぺ」を制作したほか、福岡・津屋崎で230年以上の伝統を持つ郷土玩具「津屋崎人形」の看板商品「モマ笛」と、Good Job! センターの看板商品「Good Dog はりこ」のベースを交換し、互いが絵つけをする試みも行った。

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場所:たんぽぽの家アートセンターHANA、Good Job! センター香芝/奈良
photo:Natsumi Kinugasa

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2019.12 〜 2020.03

実例づくり「NEW DANTSU〜山形でうまれたじゅうたん」

繊維産業が盛んな米沢市で緞通製造をする滝沢工房と、山形で日々創作活動や仕事づくりを模索する障害のある人たち取り組んだ。新しい緞通の柄を考えたり障害のある人が緞通の製作プロセスを経...

繊維産業が盛んな米沢市で緞通製造をする滝沢工房と、山形で日々創作活動や仕事づくりを模索する障害のある人たち取り組んだ。新しい緞通の柄を考えたり障害のある人が緞通の製作プロセスを経験することで、NEW DANTSUが完成。たんぽぽの家が、柄を引き出したり選んだりする役をお願いしたのは、山形を拠点に活動するデザイナーの𠮷田勝信さん。根源的で自由なものづくりの状況をつくることをめざした。山形県内3カ所の福祉施設と連携し、障害のある人の表現を取りいれた緞通を5種類制作。ウェブサイトでの販売も行なっている。

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場所:山形
ファシリテーター、ディレクター:𠮷田勝信(𠮷勝制作所)
コーディネーター:〔山形〕武田和恵(やまがた障がい者芸術活動推進センター ぎゃらりーら・ら・ら)、〔全体〕藤井克英(Good Job!センター香芝)
Photo: Haruko Miura

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Event

2019.06.30 (sun)

「お茶会」

生活空間において、障害のある人の表現と伝統文化の出会いを感じる場をつくる試みとして、築90年の古民家「足高邸」でお茶会を開催。当日は年の前半の穢れを祓い、後半の無事を願う「夏越の祓...

生活空間において、障害のある人の表現と伝統文化の出会いを感じる場をつくる試みとして、築90年の古民家「足高邸」でお茶会を開催。当日は年の前半の穢れを祓い、後半の無事を願う「夏越の祓」であり、参加者は腕に茅の輪をつけて参加。絵画作品や茶巾を使ったしつらえのなかで、かつて薬の問屋を営んでいた足高邸の歴史や、夏越の祓についての話を聞きながらお茶を嗜んだ。「お茶会」が、茶道具や空間のしつらえや季節の行事、家の歴史など、場を構成するあらゆるものを楽しみ、人と人の交流を生む機会となった。

場所:足高邸/奈良
お茶:囍茶、アリサト工房
菓子:囍茶
絵画:前田考美
茶布:アリサト工房
photo:Natsumi Kinugasa

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2019.10.12 (sat) 〜 13 (sun)

「つくることの喜びにふれる二日間」
※台風19号の影響により12日は開催中止

足高邸を舞台に、本プロジェクトの核心である「ものをつくること」に触れる、2日間のイベントを実施。障害のある人との実践として、ippo-plusの守屋さんとGood Job! センターのメンバーの花谷...

足高邸を舞台に、本プロジェクトの核心である「ものをつくること」に触れる、2日間のイベントを実施。障害のある人との実践として、ippo-plusの守屋さんとGood Job! センターのメンバーの花谷龍介さんが中心となりお茶会を進行し、会場となった蔵や座敷には、たんぽぽの家メンバーの澤井さんの作品がしつらえられた。また、白水高広(株式会社うなぎの寝床代表取締役)さんと永田宙郷(合同会社ててて協働組合共同代表)さんによるオンライントーク「ニュートラ談義」も開催。「今、ものをつくり、ものを伝える(売る)こと」についてのディスカッションが行われた。

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場所:足高邸/奈良 茶:花谷龍介、守屋里依(ippo-plus)
菓子:Neu
絵画:澤井玲衣子
音:「piano language」(作:原摩利彦&澤井玲衣子& sonihouse)
しつらえ:守屋里依
モマ笛絵つけ体験:原田翔平(筑前津屋崎人形巧房8 代目)
旅商:うなぎの寝床、GOOD JOB SOTRE
photo:Natsumi Kinugasa

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2020.03.07 (sat) 〜 21 (sat)

「もんぺ博」
「東北・奈良・九州の郷土玩具~出張MUTO & 津屋崎人形」

たんぽぽの家が運営するスペースで展覧会を2会場同時開催。アートセンターHANA ギャラリーでは、1月から取り組んだコラボもんぺを展示・販売。Good Job! センターでは、秋田に店舗を構え、東北...

たんぽぽの家が運営するスペースで展覧会を2会場同時開催。アートセンターHANA ギャラリーでは、1月から取り組んだコラボもんぺを展示・販売。Good Job! センターでは、秋田に店舗を構え、東北の郷土玩具を販売する「MUTO」がセレクトした郷土玩具、福岡の「津屋崎人形」、さらにGood Job! センターが開館当初から制作する張子を並べて展示した。

場所:「もんぺ博」たんぽぽの家アートセンターHANAギャラリー/奈良、「東北・奈良・九州の郷土玩具~出張MUTO&津屋崎人形」Good Job! センター香芝/奈良
photo:Natsumi Kinugasa

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2020.03.20 (fri) 〜 26 (thu)

ものと人をめぐるフィールドワーク 展覧会「わたしのニュートラ」

デザイナー・𠮷田勝信さんのディレクションによる、自身が考える「NEW TRADITIONAL」を、これまで手がけてきたプロジェクトや収集物で構成した展覧会を開催。米沢緞通の工房「滝沢工房」と福祉...

デザイナー・𠮷田勝信さんのディレクションによる、自身が考える「NEW TRADITIONAL」を、これまで手がけてきたプロジェクトや収集物で構成した展覧会を開催。米沢緞通の工房「滝沢工房」と福祉施設の協働、山形を拠点とするコーヒー豆の焙煎所「IsKoffee」との協働、𠮷田が蒐集した古物や障害のある人の作品が並ぶ「わたしのニュートラ」セレクションからなる展示構成で、空間をぐるっと囲う白地のパネルに展示品を設置し、油性ペンで直接言葉や図を書き込んでいった。設営・什器制作は、 𠮷田とともにさまざまなプロジェクトで協働してきた大工の荒達宏さんが担当。

場所:KUGURU/山形
主催:文化庁、一般財団法人たんぽぽの家
協力:社会福祉法人ほのぼの会わたしの会社、
社会福祉法人さくらんぼ共生会 さくらんぼ共生園、株式会社修誠会 くらら、米沢緞通・滝沢工房、やまがた障がい者芸術 活動推進センターぎゃらりーら・ら・ら/しおむすびおかわり
photo: Kohei Shikama

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※年度内に行った活動の一部を掲載しています